墓石にお水を掛けてはダメ説、、お問い合わせ増えています

2024/08/25

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

今日は、以前からとても多い質問、「お墓にお水を掛けてはダメなんですか？」についてお話します。

この説自体がどこから発生し、ここまで拡散しているのか詳細はわかりませんが、結論から申し上げますと、『完全なるデマ』だと思います。(住職や石材店によっては肯定的な場合もありますがあくまで私達の考えです)

「お水NG」の質問理由として多く聞くのは、「ご先祖様の顔に水をかけるなんて失礼に該当する」や、「木材と同じように墓石は水に弱い」などの噂を耳にしたお客様から良くお問い合わせいただきます、、いずれも何でそこまで曲がった説になってしまったのか、、とにかく悲しくなります。。

では良く考えてみましょう、まずは「墓石が水に弱い説」なのですが、石材の種類では水に弱い種類の石も確かに存在します、が、ほとんどの墓石が花崗岩と言う、水に強い種類ですので大丈夫です、仮にもお水NGなら雨の日はどうすれば良いのでしょう？いちいちシートやビニールでお墓を雨から守るために養生しなければなりませんか？ほとんどのお墓はそのような事はしていません、養生も無しなのに激しく風化していますか？、、、

そんな事はありませんね、、

おそらくですが、屋外に弱い材質(大理石など)でお墓を建立した方が「あまりお水は、、」とレクチャーされた事が独り歩きして拡散されたのでしょう、、

花崗岩なら何の問題もありません、解りやすいのは、露天風呂に使われている岩の多くが花崗岩です、花崗岩が水に強いからこそ最適な素材なのですね。

次に「ご先祖様の顔に水は失礼」説ですが、私達は「お墓はご先祖様の顔」と言うとらえ方は肯定します、まさしくその通りなのですが、そのご先祖様の顔、、土埃や鳥のフンなどで、きたなく汚れたままではいかがでしょうか？乾拭きや絞った布で拭き取るだけで、ご先祖様は気持ち良いでしょうか、、？

人間と同じく、顔が汚れたら水で洗いたいですよね。たくさんお水を掛けてジャブジャブ洗ってあげましょう！

そして、皆様のお墓参りで「お水掛け」よりも、この後の行動が何よりも失礼だと感じる事が多いのは(執拗に気にする程の事でもありませんが、、)、お掃除をする際の布です、言いたいことを既に理解している方も居るとは思いますが、ご先祖様の顔を拭き取ってあげるのにとても汚い「雑巾」では失礼ですね、、理想はお参りの度に新品のタオルを持参してキレイに拭き取ってあげる事を私達は推奨しております。

おそらくその「ご先祖様の顔」のケアについてのお話がいつのまにかどこかで「お水NG」と変化し、拡散を続けているのだと思います。

お墓はご先祖様の顔で間違いないです、したがってたくさんのお水をかけてあげて掃除をし、常にスッキリきれいに眠っていただきましょう！

お参りにあまり行けない方はご先祖様の顔が汚れたまま、、？

そんな事はございません！

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