無縁墳墓のお話

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

今日は無縁墳墓についてです。

 

だいたいのお墓には「年間管理費」が毎年必要となり、墓地の水道代や共有部分の修繕などに利用されます、この年間管理費の支払いを遅延した場合はもちろん墓地の管理者から通達があり、うっかり支払い忘れていたとしても利息などはつかず、支払えば何の問題も無くお墓の維持ができます。

ところが最近とても多いのが数年分滞納し、親族とも音信不通になり長年放置され続けている「無縁墳墓」です。

画像は都立八柱霊園で良く見かける看板ですが、実は法律によって順序を正しく進行すれば、墓地の管理者は自分の判断でお墓を解体し、更地に戻す事ができるのです、その為の「最終通告」なんですね、、

古くからその場所で動かず、あらゆる天災にも負けずに何十年もその家庭の歴史を見て来たお墓、、個人的にはとても寂しく感じます。。

この最終通告から1年間、誰からも連絡が無い場合には管理者によってお墓が撤去され、更地の状態にした後、毎年の利用者の応募対象の墓地に再びなるのです、因みに八柱霊園では毎年300基ほどの一般墓地が募集されます、空き区画など無いのに300基募集されると言う事は、毎年300基はこのような事情で返還される墓地が存在するという事ですね、すごい数字です、、、(もちろんご事情により自ら費用を負担して返還する方も含まれます)

 

そして、もし、お墓参りの際に自分の墓地や知人の墓地にこのような看板や貼り紙がされていたら、まずは焦らずに管理者へ一報入れて下さい、ご事情は必ず聞いてもらえます、また、他人のお墓でも、お隣の墓地が長くお参りに来ている形跡、気配がなく、草が育ち過ぎている場合なども管理者へ相談しましょう、もしかしたら無縁墳墓と化しているかもしれません、墓地の管理、衛生環境は利用者と管理者が互いに協力し合う事が1番大切です、いつまでもきれいな墓地環境であり続ける為にも定期的にお墓参りをしましょう、また、無縁墳墓になる前に家族で今あるお墓の将来を今一度話し合い、管理者へ迷惑をかけないように心がけを私達石材店からも切にお願いいたします。

 

 

お墓なんてノータッチ、親族の誰かが管理してるだろう、、自分には関係無い⁉、、、、それが『無縁墳墓』と化してしまう1番の原因！

自分にできること‥あります！

それはお墓の将来を考えること！

 

 

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