同じ宗教でも派閥があります、自分の家の信仰をぜひ覚えておいて下さい

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

 

今日は、良くある事例でどちらかと言うと私達が非常に困るお話をしたいと思います。

 

日本人に信仰が多い宗教は『仏教』で、この仏教には宗門と呼ばれる各宗派が存在するのは皆さんご存知かと思います、どの宗派もそれぞれの宗祖様が説いた教えを信仰し、現代まで伝わる素晴らしい文化と言えます。鎌倉時代を境にその宗派が形成され、今に伝わる宗派を「在来仏教」と言い、浄土宗や真言宗など名だたる宗がそれに該当します。

一方、鎌倉時代より後に宗祖様が現れ教えを説いて形成された宗派は「新興宗教(仏教)」と言い、日蓮正宗や創価学会などが該当します。

 

私達は仕事柄、あらゆる宗派の方達と接触するのですが、法事やお塔婆のご依頼を受ける際に困る事が1つあります、、それは宗派が更に枝分かれをしているのに、お客様自身が把握できていない事です。。

ピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、例をあげると弘法大師様の教え、『真言宗』には主に2種類あります（以下宗派、いずれも厳密に言えばもっとたくさん何種類もありますが代表的な派閥のご紹介です）、「智山派(ちざんは)」と「豊山派(ぶざんは)」。

 

親鸞上人様の『浄土真宗』には「本願寺派(ほんがんじは　通称　西にし)」「大谷派(おおたには　通称　東ひがし)」

と言うように派閥がしっかり枝分かれしていて、それぞれのお経も作法も変わる物なのです。

宗祖様が説いた教えを後世の弟子達の解釈や考えによって信仰のあり方と各々が進む道が変化して行った証しでもありますね。

その派閥の枝分かれがある事を知らない方が多く、調査等で結構大変な時間を擁する場合があります。

「うちは代々真言宗です、真言宗の僧侶を墓前に手配して下さい」のお問い合わせに対し、「真言宗は何派でしょうか？」とお応えすると、、？？？何ですかそれ？？？とわからない方が多いです、詳しく勉強など普通はしませんので当然の話ですね。

 

そしてもっと複雑でこちらも説明に困るのは『禅宗(ぜんしゅう)』です。

座禅会で有名な宗派ですが、禅宗とは大きなくくりの事で、実はこちらも主に「曹洞宗」と「臨済宗」に分かれているのです、どちらも座禅の『禅』を重んじていますので禅宗と呼びますが、まったく違う本山で、違う宗派です。。更に苦労を要する事はその曹洞宗と臨済宗がまた細かく枝分かれしているのです、、、(泣)

臨済宗→大徳寺派、妙心寺派など

曹洞宗→永平寺派、総持寺派など

 

そしてさらには、新興宗教の場合は凡例も少なく、僧侶自体が存在しない事も多く、その宗教が何宗から派生したものなのかが重要になり、それによって独自のお供物や作法がありますので逆に私達がお客様に何をご用意して、どんな作法で進行するのかをお聞きしているくらいで、とてもご不便をお掛けしている次第です。

 

お墓ディレクター資格の際に、少しの知識は身に付いたつもりですが、私達もまだまだ宗派については勉強が必要なくらい複雑な物なのです、、(泣)

 

私達は、ぜひ皆さんに自分の家が信仰している宗派について詳しく覚えていただきたく思います、特に若い方は宗派など関心がなく、いざ葬儀や納骨の際に僧侶を手配するのに非常に苦労する事が多いです。

おじいちゃん、おばあちゃんが元気なうちに口伝でかまいません！お話して記憶の端に「確かこう言っていたな、、、」が、あるだけでも、いざと言う時には大変役立つものとなりますよ！

 

宗教宗派は代々はっきりと、

各宗派、墓前法要手配致します！

 

供養料　3万円～

要お見積、詳しくはお気軽にお問い合わせくださいませ！