石積みには絶対良くない芋目地(いもめぢ)
2024/08/27
皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。
今日はお墓施工にあたって、少し専門的な知識、「芋目地(いもめぢ)」についてです。
お墓はご存知のとおり、建造物に該当します、遠い昔から伝わる工法や設計技術は未だに採用され続けている物で、この芋目地は大昔からNGな石積み方法と言われていて、現代の私達も設計の際には図面上で注意しているポイントの1つです。
具体的に説明しますと、石積みは、垂直方向の目地(見た目で縦の目地)が2段揃ってしまうのは強度が弱くなる為、絶対にダメな積み方と言う物です、つながった目地が芋のつるのように見えるのでそう呼ばれています。
これは、地震などの際に縦の目地が揃っていると重心によるバランスが悪く、倒壊しやすくなり、更には倒壊する時に下の段まで、すべてが共倒れとなる可能性が高いので、重心をズラして積みあげ、例え上の段が倒壊したとしても、下の段がしっかりと残る積み方が良いと言われています。
レンガ積みが良くわかりやすいかと思います、ちぐはぐにレンガを上へ積んで行く事で重量を軽減し、重心をズラす為に、縦の目地は1段おきに同じ位置に来ます(これを馬目地(うまめぢ)と言います)見た目も美しく、強度も強くなるのです。
ブロック塀などもこの積み方が多いですが、古い物など良く見ると芋目地も多くあります、、強度が弱く危険だ!
と思われがちですが、ブロックの場合は必ず補強の為に鉄筋でブロック同士を縫いつないでありますので、さほど心配は要りませんが、やはり芋目地よりは馬目地の方が強度が上がると言われています。
お墓の外柵も同じように、芋目地は回避するのが基本的なのですが、設計上どうしても仕方がなくそうなってしまう場合もございます(外柵の上に小柱が乗るタイプには良くあります)、私達は、設計の段階で最善の努力の末、そうなる場合には、耐震棒などで対応し、契約時に図面上で説明をしてご理解をお願いしております。
しかし石材店によってはこの芋目地をまーったく気にもせずお客様へ販売し、完成を見た私が指摘すると、芋目地と言うNG設計を知らない営業マンもいれば、なんと、理解しつつも「お客様目線でそこまで見ないであろう‥」とか、「よっぽど巨大な地震が来ない限りは大丈夫であろう」とか「気づいては居たけど修正するのが面倒だったから」などと、修正をしないでそのまま発注する営業マンもいるのが現実です、、お客様が知識を持っている人だとしたら、、巨大な地震が来ていたら、、を考えると後々恐ろしい事ですね、、すべては運が良いだけに過ぎません。
墓石契約の際には石材店まかせにせず、是非提出された図面を今一度良く見て芋目地箇所は出来る事なら修正を依頼するのが大事です。
万が一石材店が芋目地を修正できない場合にはしっかりとその理由を説明してもらいましょう、納得ができない理由なら契約を見送る事も大切です。
当社は営業、職人スタッフ全員に注意を呼びかけ、図面上の指摘をし合う為にとんでもない設計には絶対ならないプロ集団と自信を持って断言できます!
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