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古いお墓でたまに見かける古銭

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古いお墓でたまに見かける古銭

古いお墓でたまに見かける古銭

2026/11/03

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

今日は、古いお墓でよく見かける古銭についてです。

古い共同墓地などでたまにですが目にする事がある画像のような古銭、皆さんもピンとくると思いますが、死後の旅に必要となる死者のお金、いわゆる「六文銭」ですね。六文銭は、三途の川を渡るための渡し賃(船代)であるというのが、日本で広く知られている説で、未だに風習のある地域もありますが、戦国武将・真田家の家紋を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか、真田家の家紋である「六連銭(むつれんせん)」は、まさに六文銭をモチーフにしたものです。

「いつでも死ぬ覚悟はできている」「生きて故郷の地は踏めない」という、不退転の決意を示したものと考えられています。いつ命を落とすか分からない戦国時代の武将らしい、力強い死生観がうかがえますね、個人的にも大好きな戦国武将の一人です。

記憶が薄いのですが、祖父の火葬の際に、その地の風習で現代の小銭を棺に入れてドロドロに溶けたそのお金を形見として皆で拾ったような事を思い出すのですが、それはもう40年ほど前のお話、、現在の日本では、ほとんどの火葬場で金属製品やガラス製品といった不燃物を副葬品として棺に入れることを禁止しています。もちろん、本物の硬貨も金属製品であるため、棺に入れることはできません。

火葬炉内は1,200℃もの高温になるため、金属は溶けてご遺骨に付着し、損傷や変色の原因となりますし、また火葬炉自体の故障につながる可能性もゼロではありません。

さらに、お金を意図的に燃やしたり傷つけたりする行為は「貨幣損傷等取締法」で禁止されており、法律に抵触する恐れもあります。故人を思う気持ちは大切ですが、法律や火葬場のルールは守りましょう、しかしながら、昔から根強く伝わる風習の地域もございます、その場合には、現在は、本物の硬貨の代わりに、紙に印刷された六文銭を棺に納めるのが主流です。この紙製の六文銭は、多くの場合は希望すれば葬儀社が用意してくれます。木製の六文銭が準備されるケースもあります。

これらは、故人が巡礼の旅に出る際の姿になぞらえた「頭陀袋(ずだぶくろ)」と呼ばれる布の袋に入れて、ご遺体の胸元付近に置くのが一般的です。ご遺族が白い紙に六文銭の絵を描いて手作りすることも可能です。特にお孫さんなどが描いた絵を納めれば、心のこもった温かい見送りの形として、より一層心のこもったものになるでしょう。

六文銭の風習は仏教の教えに由来しますが、全ての宗派で用いられるわけではないため注意が必要です。

例えば、浄土真宗では、以前も紹介しましたが、教義の中心が「他力本願」、自力ではなく、阿弥陀如来の力によって、すぐに極楽浄土へ往き、仏になると考えられています。従って、死後の世界を旅する必要がなく、三途の川を渡るための渡し賃は不要とされています。

キリスト教(死後は神の元に召される)や神道(死後は家の守り神となる)においても、当然、六文銭の風習はありません。

また、画像のような古銭を墓地で見かけた場合は決して拾って持ち帰ったりせずに、その場に置いておいてあげてください(換金価値が高い物でもありませんし、換金をお断りされる場合の方が多いと思います)。

 

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