お墓で良く見かける彫刻倶会一処(くえいっしょ)

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

 

今日はお墓参りで良く見かける彫刻文字「倶会一処」についてです。

 

宗教不問の霊園では良く見かける文字です、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか？

この言葉の意味は、簡潔に言うと「共に同じ場所で会う」と言う意味があり、例え死者とは一時的にお別れをしたとしても、あの世でまた再開しよう！と言う気持ちの表れであり、まさにお墓にはぴったりの言葉です、『仏説阿弥陀経』と言うお経の中に出てくる言葉で、この仏説阿弥陀経の教えを主としているのが「南無阿弥陀仏」のお題目で有名な浄土系の宗派であり、特に浄土真宗ではこの言葉を重んじているようです、浄土真宗の寺院墓地によっては全部のお墓がこの倶会一処の正面文字で統一する規則になっている場合もあるようです。

身近な死者のみではなく、浄土真宗のご本尊である阿弥陀如来様、浄土宗の宗祖法然様や浄土真宗の親鸞様も浄土にいらっしゃると言う考えで、みんな寄り添いそばに居て自分の死後には会えると言う考えです。

まさに浄土系宗教の『万能言葉』と言った所でしょうか、とても善き彫刻ですね。

しかしながら最近では、この倶会一処も彫刻される事が少なくなり、人々の信心深さが薄くなっている気がします、お好きな言葉を彫刻するのは良い事ですが、浄土真宗や浄土宗信仰でなかなか正面文字が思い浮かばない方は是非この倶会一処もご検討ください。

私達も、、南無阿弥陀仏　合掌。

 

 

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