埋葬の記録を永久的に遺す、墓地の重要な脇役！「募誌」(ぼし)

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

今日は、お墓にご先祖の記録を遺す「墓誌」についてのお話です。

墓誌とは複雑な説明などは不用で、その墓地に誰が葬られているかを記録する為の石板です。

形は様々ですが日本全国、宗教や宗派、地方や習慣などを問わず絶対に必要性のある「墓地の名脇役」と言えますね。

石板は新しくても、彫刻されているご先祖様の古い元号などを見ていると、その家の歴史を感じますし、時にはご先祖様の家族構成までもが浮かびあがります、また、改葬やリフォームなどで骨壺を取り出す時、古い壺では、書いた名前が消えている為、墓誌の彫刻をたよりに特定できる場合もあります。

最近ではお墓が小型化された為、墓誌を設置するスペースが無い場合が多く、お石塔の側面を墓誌代わりにしている墓地や、墓石の蓋を利用した墓誌が多く見られます。

一般的に、お亡くなりになった順に、縦書きなら右ヅメ、横書きなら上ヅメでお位牌と同様に戒名、没年月日、没年齢、俗名を彫刻致し、風雨にさらされても永く記録を遺す事ができます、お墓の中ではあまり目立つ存在ではありませんが、非常に重要な役割ですね。

仏教的には重要視されているかどうかと言うと、、やはり位牌やご本尊や墓地の石碑とは違い、僧侶が墓誌に対して魂入れや読経などする事はなく、単なる「記録の石板」に過ぎないようです、、

石材店目線からすると、墓誌さん、、重要な割にちょっと気の毒、、、涙

皆さん、お参りの際にはメインのお石塔のお掃除が終わって、時間と体力が残っているようなら、是非、重役なのに軽視されている「墓誌」もきれいにしてあげて下さい！

そして、その重役、グラついていたり、彫刻されていない故人はありませんか？

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