地味だけどとても重要なR面取り加工

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

今日は墓石の加工についてです。

 

墓石の外柵の表面を見ると、接合部以外の角が丸められているお墓が多いと思います、これをR面取り(アールめんとり)加工と言い、Rの幅は指定する事ができます。

お石塔では洋型には多く用いられ、最近では和型にも用いられるようになって来ました。

この加工にはどんな意味があるかと言うと、1つは見映えです。

切りっ放しのカクカクとしたお墓のイメージに丸みを付ける事でやわらかく暖かいイメージとなるので、ピンク系や赤系の石には角度をきつめに丸める事が多いです。

そしてもう１つ重要な役割は、「欠損防止」にもなるのです。

実は、石の弱点は「角ばっている箇所」とも言えます。

具体的にどう言う事かと言いますと、例えば、角ばっている箇所へ固い丈夫な手桶などをぶつけてしまうと、いとも簡単に石側が欠けてしまう事もあるくらいに『弱い』箇所なのです。

え⁉、、石ってそんなにモロいの？？と思われるかもしれませんが、これは質が『モロい』訳ではなく、物理上で『弱い』と言う事なのです。

コンクリートでも材木でも鉄でも同じく、角ばっている箇所は弱く、運搬の際には厳重な養生が必要となりますね、墓石も例外では無いと言う事です。

私がこの仕事を始めてまだ職人見習いの頃、一番最初に教わったのはこの「石の弱点」でした、私も最初はまさか、、とは思いましたが当時の親方、廃材となる石と手桶を持ってきて軽く手桶を石にコツーン、、、

小さな欠損でしたが、見事に石が欠けました。

不注意でも物を石にぶつけてはいけない！と強く感じたのを覚えています。

 

その弱点を、加工で丸める事によって少しでも欠損リスクを減らして設計する事が私達には課題となります、図面上でしっかりと確認をして弱点をとことん潰します、場合によってはR面取り加工を反対するお客様を説得してでも丸めます。

この加工も、やはり有料化してオプションにしている石材店も多いようですが、当社では何ヵ所でも完全に無料となっております。

お客様のお墓建立は一大事業です、「無事故、無傷で少しでも長持ちしてほしい…」そんな私達の思いが表れる、何気無し、言われないと気付かないレベルの地味さですが、とってもとっても大事な加工です、ぜひ機会があれば注目して見ていただければと思います。

 

 

R面取り加工、当社では標準！

欠損しずらく見た目もやわらか！

長年維持できますように、祈りをこめて...

 

印西市武西289-4

宗教不問　ガーデンニュータウン霊園

1.5㎡Nタイプゆとり墓地

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※永代使用料、初年度年間管理費が別途となります。

 

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