お墓内部も換気が必要です

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

 

今日は、お墓内部のお話です。

 

お墓の納骨室(カロート)内部に、稀に水が入ってしまう事は以前にご紹介しましたが、その多くの原因は実は雨によるものではなく、湿気によるものなのです。

石は、熱の放出が非常に悪く、さらにはカロート内部は意外と気密性もあるため、日中に暖かく、朝晩に冷え込むこれからの冬は、カロート内部と外気温の差によって湿気を帯びてしまい、それが毎日毎日繰り返されて、排水である水抜き穴も追い付かずに溜まっていくと言う現象です。

窓ガラスの結露がわかりやすいかと思いますが、内窓が結露した場合は皆さんどう対処しますか？

雑巾で拭きとったり、窓を開けて湿気を逃がしたりすると思いますが、お墓をいちいち開けて結露を拭き取る事はできません。

そこで、地上のカロート(丘カロート)の場合に設計するのが「通気孔」、お家と同じ考えです。

 

この通気孔、かなり有効性があって、埋葬の際にお墓を開けた時の内部の湿度が全然違います。

通気孔が無い場合のほとんどは、すでに埋葬されているご遺骨の骨壺は中に水がぎっしりと入ってしまい、壺のフタをしたまま傾けてその水を抜く作業が必要なのですが、通気孔があるだけで、骨壺の中に水が入っていない事が多いのです。

 

だから何？と思われがちですが、これはとても大事な事で、外観がボロボロに壊れ始めても、カロートがしっかりとしていればまだまだそのお墓は寿命では無いとも断言できます。

また、何年も後にリフォームを考えた場合に、カロートを生かせれば費用を抑えられますので、こんなに小さな事ではありますが、こだわりを持った方が良いと言えますね、ステンレス製の専用換気口となりますし、建立後の取り付けは大規模な作業となる為、建立前の契約時に図面等で必ずチェックして、石材店に問い合わせましょう。

 

 

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カロートは仏様が安眠しているお部屋、通気孔１つで快適！

 

 

印西市武西289-4

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