浄土真宗による法話より、人が死んだ後に残る物
2024/10/22
皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。
今日は、先日墓前法要の際の僧侶によるお説法(法話)が素敵でしたのでご紹介致します。
最近SNSでも話題になっていた、「動物の数え方は死んだ後、最後に残る(食べ残す)部位」と言う説です。
牛や馬などは1頭、鳥は1羽、魚は1尾と数えるもので、牛や馬肉を食する時には「頭」が残ります、鶏肉を食する時に「羽」は食べずに残ります、魚は身がない部位の「尾」が残ります。
それが動物の数え方のルーツではないか?と言われている話なのですが、ネット上では専門家なども登場して解説するくらい話題になった話で、結論は、残念ながら「最近の単なる俗説」のようです、しかしその話に付随し、「人間の数え方」について取り上げておりました。
人間を数える時は、1人とも数えますが、1名と言う数え方に着目し、死んだ後に残る物は『名前』だそうです。
お墓は、ただ埋葬するだけではなく、その人の名前を永遠に残す為にも存在すると言う内容でした。
たとえ単なる俗説でも、とても素敵でまさしく私もそのとおりだと思います。
なぜなら、最近では、コストカットの為なのか、僧侶を墓前に呼ばないだけではなく、なんとお戒名、俗名を彫刻せずに埋葬依頼のみの受注が増えている現状で、私達がいくら「彫刻は任意ですがお名前だけでも彫らないと故人が気の毒では…?」とお薦めをしても断固として動じないお客様が多いのです。。
立派なお墓に無事に埋葬されても、名前が残らない、、やがて皆さんからも忘れられ、完全に生きて存在していた事実が消えて「無」となり、まるで2度目の死を向かえるようなものです、、どうしたものでしょうか…
お墓に当たり前のように彫刻されている名前やお戒名には、「生きた記録を永遠に残す」とても大事な意味があるのです、そしてお墓は生きたシンボル、たとえお位牌や過去帳に名前を残していたとしても、お墓に残さないと意味が無いと思います。
たとえ間違った俗説にあやかっただけのようなお話ですが、とてもありがたく、かつ的確なお説法でした。
肉体は滅んでも名前‥それは‥燃える魂‥
1つの地球に1人ずつ1つ!
絶対に彫刻しましょう!
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