カロート(納骨室)の種類

皆さんこんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

 

今日はお墓の納骨室、カロートについてです。

 

お墓の本質意義とも言える納骨室、いわゆるご遺骨を安置するお部屋をカロートと言います、皆さんは「お墓に遺骨を埋葬する」と言うとどんな感じをイメージしますか？

 

多くの方が、穴を掘って埋葬する土葬時代からの古い名残りや、エジプトの王家の墓からか、カロートは地下にある物と言うイメージが強いと思いますが、実は、時代とともにカロートは地下では無くなって来ているのです。

 

地面より下にあるカロートを地下カロートと言い、地面より上にあるカロートを丘カロートと言います。

 

まずは地下カロートの説明です。

公営霊園や芝生墓地では地面を掘り、コンクリートの2次製品であるマスなどが既存で埋め込まれており、そのサイズに合わせて墓石の設計をしますが、この既存カロートが無い区画では、なんと現地で職人が型枠を組み、生コンクリートを流しこんで、ハンドメイドするのです(打ち込みカロートと言います)。

簡単に説明しましたが、この打ち込みカロート作業‥かなりの手間と時間を要します、詳しい説明は省略しますが、コンクリートで小さな部屋を作るのですから当然、何段階かの工程があり、その分工期も必要です。また、石職人でありながら、型枠大工、左官工の技術も少なからず兼ね備えた職人が必要なのです。

 

一方で、丘カロートは、基礎の上に御影石製のカロートを立ち上げる為、非常に簡単に丈夫なカロートが出来上がります、画像を見比べていただけばわかりやすいかと思います。

 

費用の差は、石材店にもよりますが、高価な御影石で簡単に工事が済む丘カロート、コンクリート素材で資材のコストカットは出来ますが、あまりにも手間と時間のかかる地下カロート、、

あまり大きな差は無いはずです(当社見解)。

 

では実用性はどうでしょうか、、

これは、はっきりと自信を持って丘カロートの方が良いと言えます。

理由の１つに、コンクリートの寿命は50年と言われています、一方石の寿命は何百年、半永久的とも言われます。

そして、何より「水はけ」は良く考えれば一目瞭然で、水は低い所へと浸透します、したがって地面より下にある地下カロートは、ちょっとした理由で水が入り込みやすいのです。

水抜き、排水機能も地下カロート打ち込み工事の際には当然付けるのですが、追い付かない程の大雨の後、お墓を開けたらカロート内がプールになっていた事もあります。

カロートは地下へ設置すると言う公営霊園の規定など以外には、丘カロートを強くお薦めいたします、また、水没が不安な方はメンテナンスいたします。

 

 

カロートは故人が永遠に安眠する大切なお部屋！中は見えなくても軽視してはダメ！！

 

水はけ、陽当たり良好に加え、もちろん安心の丘カロートタイプ！

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