石材店の選べない場合もあります

皆様こんにちは、㈱たくみの児玉です、ご覧いただきありがとうございます。

本日は墓石(石)工事についてです。

目方が重い石を運ぶのは、まずクレーン付きトラック(通称ユニック)、我々石材店以外でも様々な業者様も使うので頻繁に皆様も見かけると思います、トラックですので現地の駐車スペースまでしか搬入できません。

その先、実際に建立する区画まで運ぶのがエンジン付き運搬機、タイヤでは無くキャタピラの為小さいのにかなりパワフル！ハンドルもあって運転も簡単です、人力で運ぶよりも数段楽に区画まで運ぶ事ができます。

そして、いざ建立ですが、ここでまた優れ者が登場します。

「小型移動式クレーン」(カートクレーンやカニクレーンとも言います)です。

やはりキャタピラ式でこれまたパワフル！狭い場所でも4本の脚をしっかりと張り、最大1tクラスの荷物を吊り上げる事が出来ます、因みに操作はリモコンですので職人さんはわざわざ移動をしなくても済みます。

このように、近代的な石の工事はほぼ機械に頼っています、私自身現場を手伝う時は多々ありますが、昔の人の技術と工夫はすごいとつくづく感じます。

墓石ももちろんですが、お城の石垣など、トラックも各機械も無い時代にあれほど美しく高く石を積み上げるのは、とてつもない時間と労力を要した事でしょう、まさに主君の権力の象徴ですね。

因みに江戸城の石垣で大きな物では1つ35t前後の目方があるそうです、、

先程ご紹介した我々が使う小型移動式クレーンの最大吊り荷重量は1t前後ですよ笑？

まさに桁違い、恐るべしマンパワーですね。

私達近代人も便利な機械を使いながら後生の時代にそのようなリスペクトをされるような努力が必要だと痛感します、昔の人はすごい！