墓所・墓石・霊園案内のよくある質問

Q. なぜお墓を建てるのですか?

A. 遺体を埋葬して災いが来ぬように供養しはじめたのは室町時代からで、墓石を使えたのは武士をはじめとする特権階級だけでした。一般的に広まったのは江戸時代、幕府が檀家制度(お寺様が住民帖を管理する制度)を敷いてからです。昭和の中旬頃までは、祖先を偲ぶ為のお墓といったイメージがありましたが、現在では個人を偲ぶ為のお墓に変わってきているようです。 現在、墓埋法という法律があり、不法投棄を防ぐ為、定められた場所以外での埋葬は禁じられております。私どもでは、亡くなられた方が安らかに永眠されることで、残された方々が安心できる為にお墓があると思っております。

Q. お墓はどうやって購入したらいいのですか?

A. お墓と一言で言っても、永代(または期限付き)使用料と墓石施工費の2つがあります。まずはお墓の場所を決めて永代使用料を支払い、石材店を選定して墓石を施工してもらうのです。 永代使用料だけのローンはありませんが、墓石と一緒のローン設定も可能な場合があります。

Q. お墓選びのポイントを教えてください

A. お墓の形態としては、お寺様が管理運営される寺院墓地、お寺様がその境内地外で宗派を問わず管理運営される民間霊園(経営主体が財団・社団法人を取得して独自に運営しているケースもある)、公共団体が管理運営される公営霊園などがあります。寺院墓地であれば各々の宗旨に則って春秋の彼岸、お盆、お施餓鬼や報恩議などでご供養していただけますし、今は特別な寺院を除き世襲制になっておりますので、遠い親戚より何でも相談できるでしょう。なお、不審者も入れないので管理は万全です。民間霊園であれば宗旨宗派に捕らわれずその霊園が規制していること以外は自由なお墓参りができます。公営霊園であれば民間霊園と同じに自由な上、公共団体運営という信頼感があります。

上記の内容をふまえて、皆様の条件(宗旨、お墓つくりに掛かる費用、交通の便、安心感など)のあった所を代々にわたり使用する物としてお考え下さい。 希望地が見つかりましたら見学に行きましょう。寺院墓地であったら、まずお寺様にご挨拶されて来寺した趣旨を伝えましょう。その時肝心なのがお人柄を知ることです。長いお付き合いをなさるのですから、お互いに気心が通い合うことが一番です。その上で気に入った墓所が空いていれば最良です。

民間霊園であったら、将来に亘る交通手段を考えて、なるべく規模の大きな場所が良いでしょう。霊園運営開始時は石材店などの人も多く管理されているように見えますが、石材店を必要としなくなった時点で、管理運営が行き届かなくなるケースがあります。 公営霊園であったら、同じく将来に亘る交通手段を考えて管理事務所を訪ねましょう。公共団体によって申請条件、申込み開始時期が違いますので確認しておきましょう。

Q. 石材業者の選び方を教えてください

A. 選ばれた墓所によってすでに逆指定されている場合もありますが、専門的な質問に答えられることは勿論のこと、専門外のことも親身になって相談にのってもらえる石材店が良いでしょう。また、足し算形式で見積金額を算出する石屋さんもどうかと思います。施工する場所により、デザインにより、石種により、付属品によって足し算引き算だけでは適切な金額は出てきません。

なお、一番肝心なのが基礎工事ですので、その墓所に合わせた基礎工事を施工している石材店、見えない部分(隣り合わせの腰石や納骨室)を事前の説明無しにコンクリートにしてしまう石材店は要注意です。(今でこそコンクリートの寿命は80〜100年と言われておりますが、計算上であって実績がなく、歴史上からも石に変わる物ではない)

Q. お墓を建てる手順に何か決まりはありますか

A. 寺院墓地の場合は、そのお寺様よって特別な決まりがある場合があります。墓石の形や寸法に決まりが有ったり、法要の仕方や用意する物が有ったりする場合があります。事前に相談することが肝心です。神式の場合などは、工事の前に地鎮祭を行います。これも宮司様に相談しましょう。

まず、どの位の予算でどの様な墓石を建てるのかを石材店と相談しましょう。石種、デザイン(機能)について説明を受け、ご自身の希望を十分に反映させた設計図を作成してもらい、しっかり納得することが大事です。代々に亘って受け継いでゆく物ですので付属品もしっかり説明を受けてください。その上で最終図面(完成予想図を含む)を作成してもらいましょう。なお、より完璧なお墓にする為に、工事着工日のお昼前に缶ジュースなどを直接工事する職人さんに差し入れてみてください。職人さんも人の子です。より気合が入るでしょう。(結構ポイント高いですよ) 墓石の工事が完了したら、お寺様と相談のうえ開眼供養(建立法要)の日取りを決めてください。その法要が終わってお墓となります。

Q. 墓地の種類について教えてください。

A.
■寺院墓地
宗教法人の資格を持ち宗教活動の一環としてその壇家の為の墓所のことを言います。壇家はその寺院の宗派に則って祭祀を行います。指定石材店はありますが、他の石材店に施工させることが出来る場合も有ります。
■民間霊園
お寺様がその境内地外で宗派を問わず管理運営される墓所、経営主体が財団・社団法人を取得して独自に運営している墓所のことを言います。使用者はその霊園規則を守って自由な祭祀ができます。指定石材店があり、他の石材店は関与出来ません。
■公営霊園
公共団体(都や市町村自治体)が管理運営している墓所のことを言います。使用者はその霊園規則を守って自由な祭祀ができます。指定石材店はありません。

Q. 公営の霊園に応募するにはどうしたらいいですか?

A. 公営団体(都や市町村自治体)によって申請条件、申込み開始時期が違いますので管理事務所を訪ねましょう。東京都の場合は毎年7月に申込みが開始され、11月頃に最終合否が発表されます。なお、申し込み条件は、都内に5年以上移住しており(一部松戸市が入る)焼骨(火葬証明書)を保有していることです。

Q. 永代供養墓とはどういうものですか?

A. 独身者や跡を継ぐお子様がいらっしゃらないなどのお墓の承継をさせることが出来ない人の為に、寺院や霊園が合祀して管理し、永代に亘りご供養してもらえるお墓のことです。承継者がいないと墓所が求めにくいことや、後々の心配事を無くす為にあると思ってください。

Q. お墓には戒名(法名)を入れなければならないのですか?

A. 戒名(法名)はお釈迦様のお弟子になったときに付けられる名前ですので、神道やキリスト教徒、無宗教の人には必要ありません。

お墓を作り始めたころは個人のお墓でしたので仏教に帰依した証しとして正面に戒名(法名)を刻んだお墓が多かったのですが、都市の過密化や人口により墓地が減少して、個人のお墓から家のお墓に変化して正面は「○○家之墓」として側に戒名(法名)を彫ったり、墓誌を建ててまとめる様になりました。 後々までも故人を偲ぶ為や、先祖の歴史を残すには、お寺様よりいただいた戒名(法名)をお墓に刻み込むことは良いことでしょう。ただ現在では、お寺様やご自宅のご仏壇で管理しているのでお墓には刻まない方も少なくありません。

Q. 子供がいないのですが、お墓はどうしたらいいでしょうか?

A. 永代供養墓を選ばれてはいかがでしょうか。または、寺院や霊園によっても違いますが、親族であれば苗字が違っても承継を認めていただける場合もありますのでご相談してみてください。